プリンタは重くて設置場所が固定されているイメージですが、レスプリという持ち運びができるオンラインのラベル発行プリンタがあります。
同じようなプリンタは現在いくつかの会社から出ていますが、「レスプリ(L’esprit)」という名称のプリンタはサトー株式会社による製品です。
このサトー株式会社は、バーコードや2次元コード、ICタグやラベルといった多彩なツールを用いて、各種現場での問題解消のために適した策を築き提案しているラベル印刷業界では大手の会社です。
さて、レスプリは移動しながらのラベル発行を可能にしたコンパクトで軽量、しかも高性能なプリンタで、従来の大型業務用ラベルプリンタの持ち運びができないという不便さを解消しました。
そのスマートな形状はオフィスでの馴染みも良いでしょう。印字方式は「感熱方式」と「感熱方式と熱転写方式との兼用」の2つのモデルが用意されています。
レスプリに外部バッテリ+Bluetooth、あるいは外部バッテリ+無線LANを繋いでオンライン接続し、ハンディーターミナルを使ってその場でのラベル発行が可能となるので、実際に、商品の内容表示や荷札、検体やバーコードなど製品に貼るラベルプリンタとして、各種店舗や工場、物流センターや医療現場などで導入されています。
その中でもサトーの市場占有率が高いといわれている医療現場では、「氏名、薬名、1日3回7日分」など患者へ渡す薬の注意書きラベルのプリンタとして調剤薬局や病院などで利用されています。
プリンタのレスプリは医療現場で
医師が作成する処方箋に患者の情報が書かれたバーコードを付け、調剤薬局でバーコードをスキャニングしてラベルを作成します。
そして、総合病院で見たことがあるかもしれませんが、患者の氏名、年齢、性別、ID番号等の情報が書かれたリストバンドをレスプリで発行して、患者の手首に付けたリストバンドのバーコード情報と点滴や投薬のバーコード情報をバーコードスキャナで読み取り照合、これにより患者の取り違えをなくし医療事故を防ぐといったレスプリ利用方法を、看護士支援システムとしてサトーが提供しています。
また、ラベルの発行形態は台紙ゴミの出ないノンセパラベルという方法を採用していてエコにも貢献しています。さて、サトーのレスプリVシリーズではT408vやR408vといったモデル名が付いていますが、モデル名が意味することは何でしょうか?それはTが感熱方式で、Rが感熱方式と熱転写方式の兼用ということです。
つまり、Tは熱により発色させる感熱ラベルを使って印字し、Rはさらに熱によりカーボンリボンを溶かしてラベルに転写し印字することもできるということです。
また、T408vとT412vは解像度の違いで、T408vは8ドット/mm、T412vは12ドット/mmと、数字の大きい方が解像度が高いので、小さな細かい字を印字する場合や2次元コードを印字する場合はモデル名の数字が大きいものを選ぶと良いでしょう。