豚インフルエンザ(新型インフルエンザ)はオーストラリアでも猛威を振るっています。
季節性のインフルエンザと同じく、湿度と気温の下がる時期の流行が予測されていました。
オーストラリアを含む南半球では2009年6月以降から寒い季節に差し掛かります。実際豚インフルエンザもそれまでに比べて感染拡大のスピードが増しており、毎週100?200人ずつ感染者数が増加しています。
2009年8月には、それまでオーストラリアで豚インフルエンザの被害が最も拡大していた南東のビクトリア州に比べ、今までは暖かかった北東部の州での被害が多くなっています。
2009年8月1日の時点で、オーストラリア政府の発表した豚インフルエンザの感染者数は21,752人です。世界全体としては、WHO(世界保健機関)の7月末の発表で感染者134,503人にまで上っています。
ただし実際の感染者数はその数十倍に上るのではないかと予想されています。日本でも2009年9月以降の秋頃より再流行する可能性があり、まだいくらか時間はありますがしっかりと対策しておかなければいけませんね。
オーストラリアで豚インフルエンザ・ワクチン開始
オーストラリアでは世界で始めてヒトへの豚インフルエンザ・ワクチン治験が開始されました。
オーストラリア政府はオーストラリアの全人口である2150万人の豚インフルエンザ・ワクチンを発注したと発表しています。
しかしこの豚インフルエンザ・ワクチンは2、3週間の間隔を空けて2回接種しなければ十分な効果を期待出来ないものであり、オーストラリア政府が発注した2150万という数はオーストラリア全人口の半分程度の人が対象となります。
専門家は、豚インフルエンザ・ワクチンの効果の証明までには2ヶ月程度の時間を要するであろうと話しており、2009年9月末頃より医療従事者や症状の重篤な患者を中心に使用を開始し、一般の人が豚インフルエンザ・ワクチンの接種を受けられるのは早くて11月頃になるのではないかと予想しています。
インフルエンザにも色々とありますが今回は、今話題の豚インフルエンザ・ワクチンの治験を開始したオーストラリアの情報をお届けしました。
季節性インフルエンザと同様とは言えませんが、豚インフルエンザは持病を持つ人や妊娠女性を除いて、多くの人は軽い症状で治癒するようです。
オーストラリアに比べて日本での豚インフルエンザの再流行にはいくらか時間があると思われます。厚生労働相は豚インフルエンザ・ワクチンを海外企業から最大2000万人分を購入する方針であると発表していますので、パニックにならず落ち着いて対処していく事が重要なのではないでしょうか。
第2次世界的流行に備えて情報収集と情報の共有に努めていきたいものです。
